MATERIAL MATTERS
再生プラスチックを国内で調達するためのサプライヤーと選定基準

再生プラスチックを国内で調達するためのサプライヤーと選定基準

PPWR対応やCSR施策のために再生プラスチックを調達したいが、国内のサプライヤーが分からない——そんな担当者向けに、素材別の調達先と選定のポイントを整理します。

再生プラスチックの分類

再生プラスチックは原料の由来によって2種類に分類されます。PCR(Post-Consumer Recycled): 消費者が使用後に回収されたプラスチックを再生したもの。PPWRの再生材含有率義務で主にカウントされるのはこちらです。PIR(Post-Industrial Recycled): 製造工程で発生した端材・不良品を再利用したもの。PPWRでの扱いは条件によって異なるため、具体的な適用条件は規則の原文を確認してください。

素材別の主要サプライヤー(国内)

再生PET(rPET): 遠東石塚グリーンペット、協栄産業、ウツミリサイクルシステムズなどがボトル to ボトルのリサイクルPETを製造しています。再生PE・PP: 国内のマテリアルリサイクラーが産業廃棄物由来の再生ペレットを供給。ただし食品接触グレードの品質を満たすものは限られます。再生PS: ポリスチレン水平リサイクルの実証が進行中です。各サプライヤーの生産能力と最小ロットは直接お問い合わせください。

調達時の品質確認ポイント

(1) PCR含有率の証明: サプライヤーから第三者認証(ISCC PLUS、REDcert2等)を取得した証明書を要求する。

(2) 食品接触適合性: 食品包装に使用する場合はEFSA認可のリサイクルプロセスで製造されたものか確認する。

(3) 物性の安定性: 再生材はロットによる品質ばらつきがあるため、受け入れ検査の基準を設定する。

(4) トレーサビリティ: 原料の由来(使用済み製品の種類・回収ルート)が追跡可能かを確認する。

コストの目安

再生プラスチックの価格はバージン材と比較して同等〜数割増が目安ですが、素材・グレード・時期によって大きく変動します。PPWR対応で再生材の需要が急増しているため、価格は今後も変動する可能性が高いです。早期の調達先確保が推奨されます。